【12/13（土）】
お昼頃、トイレに入った瞬間、思わず立ち止まりました。
便器の中が、まるでイカ墨のような色になっていたのです。
心当たりがまったくなく、ただ戸惑うばかり。
お腹が痛いわけでもなく、
ここ最近は食べ過ぎた覚えもない。
黒いものを食べた記憶もありません。
むしろ食欲が落ちていて、ほとんど口にしていなかったくらいです。
誰にも言えないまま、その日は結局ほとんど何も食べず、
体が重く感じられて、横になって過ごしました。
【12/14（日）】
翌日のお昼頃、再びトイレへ。
そしてまた、同じ光景が目に入ってきました。
これはさすがにおかしい。
「何かある」、そう思わずにはいられませんでした。
不安になってネットで調べてみると、出てくる言葉はどれも重たいものばかり。
「病院で診てもらうべき」
「胃や十二指腸からの出血」
「胃がんの可能性」
「入院の可能性」
画面を追うほど、心は冷えていきました。
日曜日で病院はお休み。
とりあえず月曜日まで待つしかありません。
万が一のことを考えて、入院になった場合の準備をしておこう、と気持ちを切り替えました。
肌着を何組か買い足し、
当面のお金を用意し、
長男がしばらく一人でも困らないように食料品も揃えて。
そのあとは、できるだけ安静にしていようと、またベッドへ。
食べていないせいか、体力も落ちている感じがしました。
そして月曜日。
少し緊張しながら、病院へ向かうことになったのでした。
コメント