母が退院した翌日、大阪のグループホームに入居している長男を迎えに行きました。
月に一度、地元での診察が必要だからです。今回も夫の運転で、車でのお迎え。
夫にとって、このお迎えは「ドライブデート」らしいのです。
というのも、今年の3月までは長男がまだ家にいて、夫も仕事が忙しく、ほとんど休みもなくて…夫婦の接点がほとんどありませんでした。
それが4月から環境が変わり、長男はグループホームへ、夫は職場と役職が変わり、しっかり休めるようになって。ようやく「2人でドライブ」が叶うようになったのです。
「こうして過ごせるのが嬉しい」
「ドライブ用に音楽を用意してきたよ」
55歳を過ぎたおじさんが、照れもせずそんなことを言うのだから、ちょっと鬱陶しいような…でもやっぱり、なんだか可愛らしくも思えてしまいます。
さて。
長男を迎えに行くたびに悩むのが「食事」です。
私と長男の二人ならシンプルに決められるのですが、三人となると意見が分かれるのです。
夫は「安くてお腹いっぱい」「こってり大好き」「ラーメン最高」「食べ放題サイコー!」タイプ。
一方、私と長男は「味重視」「こってりは苦手」「ラーメンはほぼ食べない」「食べ放題はしんどい」タイプ。
もう真逆です。
結局、私が調整役。
前回はイタリアンだったので、今回は体調のこともあって「うどん」に決定。
事前に夫と長男に確認してから当日を迎えました。
夫には「大盛りにできるよ」と伝えて満足してもらい、長男は行きたかったお店で天ぷらを追加して満足。
私も美味しくいただけて、三人とも納得。
「よし、今回もうまくいった!」と心の中でガッツポーズ。
昼食のあとは、いつもの大きなイオンへ。
模型売り場をのぞき、本屋を歩き、今回は食料品売り場もチェック。
そして帰り道。
ここでいつもの“困ったこと”が発生します。
夫の「記憶」で帰ろうとすると、必ず道に迷うのです。
今回も案の定…。
「ナビ入れようか?」と聞いても「この道でそのうち高速に出られるから」と強気の夫。
ところが途中で「なんか違う気がするな」なんて言い出す始末。
私は「やっぱりね」と半分諦めつつ、励ましながら遠回りの帰路につきました。
大阪の街を私が運転できるわけもないので、そこはもう夫に任せるしかありません。
家に着くころには夕食の時間。
いつものようにスーパーでお惣菜を買って帰り、無事一日を終えました。
今回も、長男が元気に帰ってこられたことに感謝です。
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