私が仕事をしていない訳

私のこと

私は今、専業主婦です。
仕事をしていないというより、正しく言うなら「したくてもできなかった」。
その表現のほうが近いように思います。

きっかけは長男の小学校入学でした。
ただでさえ家庭と仕事の両立が難しい時期。
それに加えて、我が家は長男に付き添う必要がありました。

毎朝、次男を自転車の後ろに乗せて。
私は長男と一緒に自転車を押しながら歩いて学校へ。
片道30分。坂道も多く、帰りは自転車に乗ったり降りたりして。
特に夏の炎天下は特につらかったけれど、「息子のために」とがんばりました。

お迎えは行きも帰りも徒歩。
さらに学校からの呼び出し、早退、特別な授業時のサポート…。
とても働ける状況ではありませんでした。

中学に進んでも状況は変わりません。
登下校は私が車で送迎。
2年生の頃からは不登校気味になり、給食だけ食べに行く日もありました。
ほとんどを家で過ごす長男のそばを離れることはできませんでした。

高校は通信制に。
月に1〜2回の通学でしたが、片道1時間半。授業にも付き添いました。
自宅学習も一緒に取り組み、なんとかレポートを提出。
けれど途中で体調が悪化し、退学…。
再び家での療養生活が始まりました。

同時に長期間に渡って、次男の送迎も続きました。
フットサルやサッカーのチーム活動で、平日も休日も予定がいっぱい。
夫は仕事で手一杯。子育てや送迎は、ほとんど私が担いました。

「家計のために働きたい」気持ちは常にありました。
でも現実には難しい日々が続きます。

その後、長男は作業所に通うことに。
けれど他の利用者さんと一緒に過ごすのが難しく、私が送迎と待機をする形に。

そして次男は東京へ。長男は大阪で暮らすことになり…。
ようやく「私も仕事を始める!」と宣言しました。

ところが、いざ動こうとすると――
日中に長男からこちらが心配になるような電話が入る。
母が入退院を繰り返す。
そんなことが重なり、やはり踏み出せませんでした。

今は「家族のためにすぐ動けること」。
それが自分にできる一番の役割だと思っています。

私が仕事をできる日は、いつ来るのでしょうか。
まだまだ波乱含みの毎日です。

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