母はパーキンソン病を患っています。
進行性の病気で、ここ最近は症状がはっきりと進み、心臓や呼吸器系も弱ってきました。
今年に入って、入退院を三度。
退院して施設に入ったこともありましたが、母には合いませんでした。
「家に帰る」
その一言で、自宅へ。
要介護度は5だというのに。
それでも母の気持ちを優先したのです。
いちばん大変なのは、同居している父です。
どうすればいいのか分からず、私たちはケアマネさんに頼りました。
ケアマネさんは事情を汲み取って、母に合わせたプランを考えてくださいました。
・看護師さんが朝と夕方に来て、体調をチェックしてくれる
・週2回のデイサービスで入浴もしてもらえる
・週3回はヘルパーさんが食事を用意してくれる
・週2回は訪問リハビリ
・月2回は在宅医の先生が診察
おかげで母の暮らしは守られています。
ただ、毎日ひっきりなしに人が出入りする家で、父はその都度対応をしなければなりません。
ありがたい反面、気が休まらない日々。
慣れるまでは、かなりのストレスだったようです。
母は昔から、自分の意思を通す人。
今は認知機能も衰えてきて、感謝よりも不満を口にしてしまうことが増えました。
そんな状況でも父は弱音を吐かず、ただ静かに耐えています。
私は父の姿に頭が下がる思いです。
できるだけ実家に足を運び、少しでも父の気持ちが軽くなるようにしたい。
介護はこれからもっと大変になるでしょう。
だからこそ、家族だけで抱え込まずに。
人に相談し、知恵を借り、頼れるところには頼って。
母にも父にも寄り添えるようにしていきたいと思っています。
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